うさぎとねこ

心の断捨離

嘘のような本当の話

こればっかりは

私が嘘を言ってるんじゃないかと

思われそうだから

誰にも話してないこと

 

母もきっと追い詰められてたんだと思うけど

 

ある日母の化粧品販売の仕事終わりに

2人でスーパーの前のベンチに座っていた。

隣には中年よりかは少し若いくらい?の夫婦。

旦那さんは日本語の話せるブラジル人。

何度かそこで会って母とは顔見知り。

夫婦は子どもが大好きだが子どもがいない。

後に知ったのは奥さんが

重度の糖尿病であったこと。

 

どう言う経緯か、、、

私はその夫婦の家に預けられることになった。

(誰がこんな話信じるかw)

 

夫婦の家には

ブラジル人夫の両親もいた。

出てきた料理は覚えていないけど

白米に豆が混ざってて

それが物凄く不味くて不味くて

ただ、子どもながらに遠慮して

吐きそうになりながら我慢して食べた。

未だに味を思い出せる、謎の茶色い豆。笑

 

元は子どもが好きな夫婦だから

多分良くしてもらってたんだと思うけど

ご飯以外に何が辛かったって…

 

車で寝ると怒られること。

まだまだ昼寝の必要な幼稚園児…

寝たらいけない理由が分からない…

 

夫婦は前で談笑

私は後ろのチャイルドシート

車に揺られて眠くもなるわ…

 

で、怒られるって言うのが

私が寝てるのを見つけた瞬間

脱臼した時につけてたアルミの固定板で

足を思いっきり叩かれる。

もう何回叩かれたのか分からないぐらい

思いっきり叩かれた。

でも泣かずに堪えた気がする

いや、泣いてたかも

 

それがそこの家で

1番辛かったことかなぁ。

 

なんだか作り話みたいで笑えてくるw

被害妄想でもなんでもございません。

 

 

あともう一つ思い出したのは、

夫婦が好きなだけお菓子を買ってくれるというので

毎回好きなだけ買ってもらってたけど

買ったお菓子はいつも棚の上の届かない位置…

 

ある日近所の小学生のお姉さんが現れて

一緒に買い物に連れてってもらった。

お姉さんはお菓子1つを選んで買ってもらって、いい子と褒められた。

そしたら奥さんに、あなたはいつもお菓子を沢山買うと急に嫌味を言われた。

 

子どもながらに人に物を買ってもらうということがどう言うことなのか察した。

遠慮すると言うことを学んだ。

 

だって誰も教えてくれる人はいないから。

 

 

あとね、

私は母から離れたのが

寂しくて寂しくて

家までの道のりを知っていたから

夫婦が寝ている間に

何度抜け出して帰ろうかと思ったか。

何度も何度も玄関の前で頭を抱えた。

 

頭をよぎったのは

困る母親の顔

そして

ボコボコに怒られる自分の姿。

 

母はこの時のこと覚えてるのだろうか

きっと覚えてるはずだが

自分がいっぱいいっぱいすぎて

私の胸の内まで分かりきってはいないだろう。

今更話してもあの時は仕方なかったと

そう言われるだけだから

これは墓場まで持っていく。

いや、

ここに書き記した記憶と共に

感情も乗せて、さようなら。

 

真っ暗に1人ぼっち

母と私の生活が始まった。

 

朝は母の自転車の後ろに乗って保育園へ。

夕方迎えに来た後

母の勤める化粧品売り場の裏で待機。

帰宅後、母はまたファミレスの仕事へ…

 

真っ暗のアパートに4歳が1人きり。

寂しくて寂しくて

怖くてたまらなくて

母が出かけた後2階の窓から叫んでた

「おかーさーん。おかーさーん。」

そう何度も。

いい近所迷惑だ

 

そうしたら近所の人たちが

パンやお菓子を持って訪ねてきた。

『お母さんどうしたの?』

『1人なの?』ってね。

 

普通に玄関開けてたのだから

今考えると恐ろしい話だ。

近所の人達がいい人達で良かった。

 

ある日、母が出かけて5分くらい経った頃

私はいつものように叫び始めた。

すると母が血相変えて家まで戻ってきた。

母がいたバス停は直線距離で150m程。

バスがまだ来てなかったので聞こえていたらしい

 

母が戻って来た喜びと、

早く開けろとドアを殴るように叩く母に対する

恐怖とが混在していた。

 

ドアを開けるや否や

母は私を押し倒した。

腕を後ろにクロスしたまま床に押さえつけられ

すごく怖かった。

何を言われたかなんて覚えてない。

すぐに母は出て行った。

 

そのあと

腕がすごく痛くて

痛すぎて曲げられなかった。

そんなことよりも

母が怖くて怖くて

真っ暗に一人ぼっちも怖くて

母に帰って来て欲しくて

でも母は怖くて

腕も痛くて

すぐに布団に潜り込んで

ずっと1人で泣いていた

 

書いててすごく涙が出てくる。

 

結局、右腕は脱臼していた。

暫くギプス生活。

この時病院で母は何と説明したのだろうか…

 

幼児期で1番辛かったのはこの時かもしれない

 

私は1人も嫌い、暗闇も嫌いだ。

もっと言えば木造のよくある天井も嫌いだ。

この時の光景を思い出すから。

 

 

この時のギプスで後にひと騒動あるのです…

つづく

新生活

母と何軒か不動産屋を回った。

引越し先が決まった。

3LDKの木造アパート。

母と子が住むには十分すぎる広さだが

まあまあ古いアパートだった。

 

ここから小学校に上がるまでの時系列が

かなり曖昧なのだが

書きたいことが沢山ある。

 

というのも

母はこの時点で両親と縁を切っていた。

唯一頼れる親戚の叔母は遠く海外にいた。

要するに母と4歳の娘のたった2人の

サバイバル生活が始まったのだ。

 

母は子を育てるために

仕事に出なくてはならない。

昼は化粧品の販売、夜から深夜にかけては

ファミリーレストランで働いた。

この間、私は一人ぼっちでお留守番。

4歳の子どもに夜の留守番はあまりにも酷であった…

 

次へ続く…

それは突然に

Rの記憶はそんなに怒られた記憶も

優しくされた記憶もないけど

ただトラウマに残る出来事があった。

ただそれだけ。以上。

 

ある日

Rの運転で父の実家に行った。

妹と母と私。

 

長いこと母と父と祖母が話していた。

少し離れた外で待っていた。

私はかなり退屈していた。

 

どれくらいの時間が経ったのだろう

話が終わり帰宅の時間になった。

 

帰りは母と私だけ。

この時の話し合いで

妹は父に引き取られることになった。

 

この時妹は何を感じていたのだろうか…

 

妹の立場で考えた時

私は母から捨てられた

そんな風に思うかもしれない…

甘酸っぱい記憶

たまにはほっこりする話

 

Rの家から自転車で5分程のところにある

保育園に通い始めた。

 

この年頃の女の子によくある

〇〇君が好き!みたいな流れにのって

私も1番好きなのはM君!

2番目に好きなのはA君!

とか言ってた。笑

 

M君とは両想いで

一緒にいることも多かった。

ある日急に蛙化現象みたいに

M君のことが嫌になって離れようとした時も

静かに隣に寄り添い続けてくれた記憶がある。

 

小学校入学と同時に離れ離れになって

彼とはそれっきり。

 

今どこでどうしてるのかな

なんて

 

美化されてるのかもしれないけど

 

甘酸っぱい素敵な思い出♡

 

 

 

余談だが

2番目のA君は同じ小学校に行き

同じクラスになっても特に話すこともなく

私の転校と共にそれっきり。

のはずが…

大学で同じ学部学科、同じゼミという

ラクル発生。

 

彼曰く

私は頭がよく

無邪気にプールで遊んでいた記憶があるらしい

 

残念ながら運命でもなんでもなく

A君は素敵な彼女と海外にいます。笑

Rの歪んだ躾

最近幸せを感じることが多いのだけど

幸せに溺れず

毎日頑張って書いてるこのブログ。

私の中では過去と向き合う

この時間も大切だから

逃げずに最後まで書き続けよう…

 

今日はね

書く前から涙が出てくるようなこと

そんなことを書きます。

 

Rがどんな人なのか覚えてないけど

躾の仕方は間違いなく歪んでいた。

 

そして

何かしらの宗教を信仰していて

座禅を組みにお寺に行ったり

夜の暗闇の中滝行を行ったりしていた。

私も真っ暗な中滝に打たれて

もの凄く怖い思いをした。

 

ただ

これから書くのはもっと怖かったこと。

 

ある日私は夕食後に車に乗せられた

母と妹も一緒だった。

どこに行くのかは分からず

ただ、買い物に行くのだろうと思ってた。

 

車は山道を走り出し、

あたり一面真っ暗になった。

道の途中で車が急に止まった。

するとRが降りてきて私を担ぎ上げた

私は訳もわからず泣き喚く(多分)

車から数十メートル離れたところで

道路の真ん中に降ろされ

懐中電灯を渡された。意味がわからない。

そしてRは駆け足で車まで戻り

車を発進させた。

 

泣きながら必死になって車を追いかけた。

割とすぐに車は止まったと思う。

すぐに乗せてもらえた。

 

Rだけじゃなく

母も一体何を考えていたのだろう。

躾のつもりだったのかもしれないが

20年以上経った今でも

この時の記憶がトラウマのように残り

ずっと私を苦しめてきた。

怒らせた理由なんて覚えてない。

 

 

もう一つ。

この時も夜。

Rが急に私を担ぎ上げてアパートから出た

アパートから5分程歩いた

田んぼのど真ん中に降ろされた。

そしてRは去った。

 

私は裸足で泣きながらアパートまで戻った。

年中の子どもが夜に裸足で泣きながら歩いてる

明らかに異様な光景だ。

いや、普通に考えて虐待だ。

 

アパートに着くと

"あんたがいい子にしてればこんな事にはならないんだからね"

と言いながら母が優しく迎え入れた。

足の裏に怪我がないのか確認された。

そういう問題じゃない…

母の優しさに狂気を感じてすごく怖かった。

 

本当に怖かった。

怖くて怖くて仕方がない。

涙が溢れてくる。

 

Rがその後結婚していたとして

その子どもは大丈夫だろうかと思う…

R

母と妹と、見知らぬ男の人(R)と

私は生家を出た。

 

着いた先はRの家。

1Kのアパートだ。

隣の老夫婦が親切だった記憶がある。

 

部屋は独身の男の人の部屋そのものって感じ。

正直あんまり覚えてないけど

Rの顔も覚えてないけど

多分大きめの四角い眼鏡をかけていた。

乗っていた車は覚えている。

 

母がストーカーと呼ぶRと

どんな関係だったのかよく分からない

小さすぎて、適応する事に必死で

そんな事はどうだって良かった。

大きくなってから

普通じゃあり得ないことだと気づいた。

 

 

私が普通だと思って来たことは

普通じゃなかった

なんてよくある話だけど

私の場合は限度が違う気がするの

 

Rの家に1年も居なかったのだと思うけど

その間にも未だにフラッシュバックするような

いろんな事がありました。

 

今まで可視化するのが怖かったけど

書くということを克服して

書くことが楽しくなって

書くとスッキリするようになったから

全部ここに書き連ねていきたいと思います。